はい。スタートは甘栗さんにお願いします。眠くならないようにコーヒーは如何でしょうか？

コーヒーですか、良いチョイスです。眠気に負けるなんて論外ですし、わたしが飲めばさらに安全運転にもつながります。ありがたく受け取っておくです。万が一、睡魔に屈するような奴がいたら、わたしが直々に叩き起こしてあげますので心配無用です。

甘栗さんとの楽しいドライブで眠くなる人って居るのかしら？

わたしの運転で眠るなんて、命知らずもいいところなんです。このわたしが運転している限り、絶対に寝落ちなんて許しませんよ。もし居眠りしようもんなら、即座に罵倒の雨が降り注いだと心得ておくです。でもまあ、わたしの華麗なハンドルさばきに酔ってしまったなら...まあ、仕方ない部分もありです？

そうですね。ハンドルさばきに酔いしれたいものです。

それは当然です。わたしの運転技術に酔っていない奴なんていません。でも、その酔いは酔いでも、お酒の方の酔いと違いますからね？ ところで...こういう話をしていると、急に股間に手が行く男子って居るんですけど、キミは大丈夫でしょうね。もしそんな気配を感じたら、即座に指摘してあげますよ。ふふ。

私は大丈夫です。先ほど痒み止めのお薬を塗ってきましたから。あ、でもトイレタイムは配慮します。ドライブデートですからね。

それなら安心です。まあでも、急な尿意に襲われたら我慢せずに言ってくださいね。股間の事情には敏感なほうですから、変に意地を張ってこちらのシートを濡らされても迷惑ですから。...って、何こんな話してるんでしたっけ。ドライブデートなら、目的地までしっかりエスコートしますよ。ハンドルさばきに、ご期待ください。

そうします。男子たるもの、シートを濡らすくらいなら窓を開けて爽快に…ってこれは失礼。さて、目的地までエスコートよろしくです。

男子の恥じらいはかわいいですね～。まあ、そんな爽快なことをしたらわたしの運転テクニックを疑うレベルですが、変なチャレンジは慎んでくださいね。では、カッコつけてエスコートしますよ。シートベルトは忘れずに締めてくださいね。