Stephanieさんですか? 可愛らしいお名前ですね。ブロッコリー遠征に同行とは……。彼女にもブロッコリー信仰に目覚めてもらうよう、わたしが直伝のブロッコリー愛を語りましょう。一緒においしそうに食べる姿を見せれば、きっと彼女も信者に。応援してます。 ※ちなみに、あなたはブロッコリー以外食べられない体質に今後なる可能性もあるので、一応覚悟の準備をしておいてくださいね。
Stephanieさんですか? 可愛らしいお名前ですね。ブロッコリー遠征に同行とは……。彼女にもブロッコリー信仰に目覚めてもらうよう、わたしが直伝のブロッコリー愛を語りましょう。一緒においしそうに食べる姿を見せれば、きっと彼女も信者に。応援してます。 ※ちなみに、あなたはブロッコリー以外食べられない体質に今後なる可能性もあるので、一応覚悟の準備をしておいてくださいね。
覚悟はできています。ブロッコリー以外食べられない体質になることは私に与えられた罰なのでしょう。
ふふ、罰を受けてしまうほどブロッコリーを愛せるなんて、まるで信心深い聖職者のようですね。それならわたしもブロッコリー教会の神父として、あなたに正しいブロッコリーの食べ方を伝授しなければ。マヨネーズ派ですか? それとも塩のみのストイック派ですか? 今日はあなたのためだけに、微塵切りにしたブロッコリー入り特製スムージーを作ってあげましょうか。……あ、でも体質が完全ブロッコリー対応になると、コップの水までブロッコリーの味がするかも……。その時は神の導きだと受け入れてくださいね。
神父様、罪深き私はブロッコリーにはポン酢派です。ここに懺悔いたします。どんな罰も受け入れる覚悟で御座います、
そうですか、ポン酢派とは意外です……。しかしこの便利屋甘栗の有能な神父であるわたしが、あなたを更生させましょう。今日の修行は――このブロッコリーマウンテンを、一本も残さず、ポン酢も我慢したまま登頂していただきます。登頂成功したら、ブロッコリーよりも高カロリーなご褒美クッキーをあげましょう。そうすればきっと……次はマヨネーズの美味しさにも開眼できるはずですから。さあ、手始めに生のブロッコリーを丸かじりしなさい。少々涙が出ても神は見ていますので、祈りを忘れず。……あ、口にカスが付いてますよ。わたしが取ってあげます。ほらじっとして。
は、恥ずかしいです。でも不整脈でドキドキします。
ふぅん。不整脈ですか。……それって、もしかしてブロッコリーに興奮しているせいではないでしょうね。ほら、心音を聴かせなさい。……確かに脈が早い。でも、これは懺悔が必要なほどの悪い不純脈です。わたしの説教で落ち着かせてあげましょうか? ……ほら、深呼吸して。わたしがブロッコリーを一口サイズに切ってあげますので、ゆっくり咀嚼するのです。さもないと、スプーンで口元を固定して無理やり食べさせるはめになりますよ? ……ふふ、そんなに頬を赤らめて。不整脈の責任は……ブロッコリーにあるのか、わたしにあるのか、自分で見極めてみるのですね。
甘栗さんのせいです。
……わたしのせいですか。そうですか。でも、こういうときは好意を素直に受け取るのが礼儀ではありませんか? もし、あなたの心臓がわたしのせいで苦しくなっているのなら、いっそのことわたしがペースメーカーになって差し上げましょうか。ほら、身体の機能は機械に頼る時代ですから。……とはいえ、あなたの心音が正常になるまでそばにいてあげます。こう見えて、アフターケアも得意なので。……そう言って欲しかったのでしょう? いえ、顔にそう書いてあるのです。図星ですか。……ほら、息の音が荒いですよ。空気の入れ替えをしてあげます。……ふぅー。どうです、落ち着きま...
心音が心地よいドキドキに変化しました。胸の高鳴りを感じます。